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仕入れ値をオープンにする

石油の値上がりに連動して、諸物価も値上がりしていますが、「当社は企業努力してこれだけ経費を詰めたが、原材料がこれだけ分値上げされているので、結局当社製品もこれだけ分値上げせざるを得なかった」と、きちんと数値で説明しているメーカーって、あまり見かけません。しかし、辻井浩一さん(コンサルタント)の紹介で最近取材させていただいた近畿工業(金属加工業/田中聡一社長)さんは違いました。

「うちはお客さんに対して、仕入れの値段をオープンにしています。仕入れコストと、うちの加工賃の合計が、お客さんに請求する金額です。ですから、原材料の値段が上がると、その値上がり分をそのまま仕入れコストにプラスして請求します。うちの加工賃にプラスしたわけではないので、お客さんからも文句は出ません。また、お客さんには、うちが提示している値段よりも、もっと安い仕入れができる業者があれば、ぜひご紹介ください、と言っています」(田中社長)

実にオープンマインドな取引のやり方だと思います。仕入れ値を開示するということは、自社の儲けも相手に分かってしまうことから、通常なかなか踏み切れないものです。このような新世代の社長が陣頭指揮をとっているQMSをアイソス新年号で紹介する予定です。

田中社長(写真左)を取材中の筆者(辻井浩一さん撮影)

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このページは、中尾優作が2008年9月28日 12:48に書いたブログ記事です。

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