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TSに御法度はない?

IATFのホームページを見ると、1月7日付のニュースで、
「ISO/TS 16949:2009が2009年度の第1四半期に発行される」
と報じられています。
この2009年版は、ISO 9001:2008を反映しているだけで、
それ以外に新規や変更の要求事項はないと記されています。
つまり、変わったのは、ISO 9001の部分だけということです。

私が疑問なのは、現行のTSって2002年版ですよね。
つまり、もう6年以上経過しているわけです。
ISOのルールでは、TS(技術仕様書)というのは、
発行後6年が経過すると、
TSをIS(ISO/TSではなく、ただのISO)にするか、
もしくは廃版にしなければならないはずです。

このルール、もうなくなったのかなー。
それとも、トリッキーな裏技で、
「今回は特別OK!」ってことになったのかなー。

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何か、ネタを振られたような気がする・・・(^^ゞ

TS2についてはいろいろと?情報はありましたが、確実なものはほんの一部で、後は周辺情報からの推察でしかないのですが・・・

TC176に関わりのある方から聞いた話では、ISO/TS16949:1999(TS1)が出て、次にISO/TS16949:2002(TS2)となったとき、こんな考え方があるということでした。
 ・TS1とTS2は別の書きものである。
 ・ISO9001:1994ベースのTS1を引っ込めて、
  新たにISO9001:2000ベースのTS2を作ったので、TS2の寿命はここから6年。
その後、IATFから公式に発表されたのは、
 ・TS2はISO9001を取りこんでいるため、これにあわせて見直される。
 ・そのためTS2は、ISO9001の改訂版発行後の翌暦年までは継続する。
 ・その後のことは、ISO9001の改訂に応じて決まる。
で、これも聞いた(か読んだ)話ですが、この発表については、TC176だったかISO本部だったかと話を付けたうえでなされたとのことです。
なので、現行TS2は「まだ健在」という状態にあるのだそうな。
いわゆる「今回は特別OK!」ってことになるんでしょうけど、実際のところ、ISO9001だって定期見直しの周期どおりに改訂されていませんから、結論的には「そんなもんでしょ」なんじゃないでしょうか。

ISOが本当に国連決定のような位置づけで作られた書き物というようなものであれば別ですが、実際には「国際規格」という名称をしている、確かに国際的な国々の協議と合意で作られる書きものではあるが、所詮は民間団体の作ったものですから、力関係でどうにでもなるってことではないでしょうか。
(国連の決定でも無視されたり,あるいは特定の国がわがままを通したりですからねぇ)

「IS化もしくは廃止」というのは、TS2の時にも適用をされる
はずでしたが、「TS1とTS2は別物」という詭弁で新しい規格
として、6年間生きるということになったと聞いています。

だから、今回の改訂も<たとえISO9001部分だけの改訂とはいえ>
別の規格すなわち、TS3として生まれ変わったということでしょう。
「よみがえり」ではなくって、「生まれ変わり」なんだから
新たに6年の命を得たということなのでしょう。
この技を使えば、2015年に単語をいくつか書き直せば、TS4に
することも可能であり、永遠の命を得たも同じ。
う~~ん、これは良い手を思いついたものです。

ただ、この手をIATFが勝手に言っているのではなくって、
TC176の皆さんが投票で「可」ってする予定というのが解せない
とは思いますが・・・・・・

ま、デトロイトの皆さんにとっては、TSの延命よりも自分チの
延命の方が一大事なんでしょうけど。

GAIさんへ

詳細な解説ありがとうございました。
どうも、ISOで決められたことがその通り実行されるとまじめに信じるのは甘いということがよく分かりました。日本国側の提案規格だったら、きっとまじめに守ろうとするでしょうね。

たとえば、TS 0005/0006なんかは、JISが出たとたんになくなりましたけど、私はJIS Q 9005/9006で分からないことがあると、より詳細に記述されたTSを読むと分かることがあります。これなんか解説書として残しておいたほうがいいように思うんですが、規則上は廃盤にしなくてはならないので、そうなっています。残念。

迷える仔豚さんへ

遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願いします。
ご回答ありがとうございました。

<「TS1とTS2は別物」という詭弁
ここんとこ、大いに共感。

<「よみがえり」ではなくって、「生まれ変わり」なんだから
仔豚さんって、以前から思っていたのですが、キャッチをつけるのがうまいですね。
「いそいそ10周年」のプレゼンでも思ったのですが。

<ま、デトロイトの皆さんにとっては、TSの延命よりも自分チの延命の方が一大事なんでしょうけど。
今回の自動車不況が一時的なものなのか、それともポスト自動車の大きなうねりの始まりなのか、そのへんが、私はまだよく分かっていません。

今年度もいよいよあと1営業日となりつつありますね。
海の向こうでは、CEOの解任だとかいろいろ動きがあるようですが・・・・

って、欧米流の「第一四半期」って明日までですよね。ってことは明後日になって「日本の予算年度の第一四半期」って言い出すんでしょうか。「和風か!!」

TSのポケ本も古くなったので買い替えのタイミングを測ってるんだけれども。。。。

迷える仔豚さんへ

TS2一派のすることは、アテにしても疲れるだけですから止めましょう。
規格からルールまで、もちろんCore Toolだって、ぜーんぶ彼らの私物ですから、進捗も含めた予定と実績なんて、ぜーんぶ彼らの勝手で進みますよ。

気にすることは無駄です。自分の好みでウォッチして、何か見つけたらラッキーで行きましょう(^-^)

GAIさんへ

だってぇ。4月から一人事務局卒業になるんで、新担当者に新しいポケ本を買おうかなぁって思ってるんだけどぉ・・
ISO9001のたくさんおまけ付きにするか、TS2にするか、どうせなら最新版のTS3にするか迷っちゃうんですぅ。

仔豚のTS2は異臭を放っているので人に上げられないし。

とりあえず、印刷不可のJISQの写経をしてもらっているうちにTS3が出るかなぁ。。。。。

あっ、仔豚はまだまだ成仏しませんから。自縛霊としてしっかりとこの世を徘徊しますのでヨロシク。

今更なのですが、2月のTC176東京総会の議事録を発見しました。
http://www.jsa.or.jp/stdz/iso/pdf/tc176report2009.pdf

9004の話だとか収穫が有ったのですが、ISO/TS16949の文字は全くありませんでした。

ということは、来年6月のコロンビア総会までバロットにかけられないということになるかもしれませんね。

ISO/TS16949のポケ本で勉強するにも、ISO部分は古いままだしすごーーーく矛盾した状態があと1年以上継続することになりそうですネェ。
IATFの掲示板もメンテナンスされいませんしぃ・・・・・・

迷える仔豚さんへ

どうでもいいことにレスしてしまいますが、
<ISO/TS16949のポケ本で勉強するにも・・・
この発言、以前も聞いたことがあるのですが、仔豚さんのポケ本に対するこだわりってスゴイですね。

というか、某所で「ISO教育」って称して、2000年版ベースのTSのご本で「今」勉強している人を知っているので。。。。。

私の勤務先は、事業部によって、TS16949だったり、ISO9001だったりです。TSのポケ本があれば、TSも9001も規格を読むことができたので、TSのポケ本を私は所持し利用してました。
TSが9001部分を2008年版にしてくれないので、しかたなく、ISO9001:2008のポケ本を購入しました。
発行元さん、売り上げ上がりましたね。なかなかのマーケティング戦略ですなぁ。

迷える仔豚さんへ

なるほど、そうでしたか。

イソハドーグさんへ

TSの翻訳って、日本だけで勝手に発表できないみたいですね。あちらの機関の方々が、正しく翻訳されているかどうかをチェックするみたいですよ。でも、もうISO 9001:2008が出て半年経ってますよねー。もうISO 9001:2008を含めたTSポケット本って、出ないのかなー。

ISO/TS16949:2009の説明会は、J.Plexusが開始しています。第一回が来週、その後6月にも。
プレクサス会員には無料で、その他は有料で行っていますが、どちらも満席です。
この案内には、「もし、2009年版発行が遅れたら**に延期」とありましたが、延期の案内はなかったので、原文の発行は予定通り行われたのでしょう。ちなみに私は、来週末まで更新審査中なので、6月分に参加です。

GAIさんへ

GAIさんが紹介されている説明会の講師は、ジャパン・プレクサス社長の鈴木格さんがじきじきに務めるのですね。鈴木さんとは最近合っていないので、一度お会いせねば。

ところで
<第一回が来週
とありますが、プレクサスのWebサイトを見ると、「※ 5月13日(水)の第1回は満席となっております」とありますが、5月13日開催が延期されて来週開催になった? ですか?

ごめんなさい、「来週」は私の勘違いでした。
すでに行われています。

IATFのHPには何も変化がありませんねぇ。
TC176の議事録にも討議したとか、バロットの処置をどうしたとかいうのも書かれていません。
でも、2009が出たと言うことなのでしょうか?
謎ですね。
正式な投票は無かったけれど、実質こんな感じになりますよ。って言うのだったら、おぉっとって感じですね。

先週受けた人の情報ないのかなぁ。。。。。

来月の報告たのしみにしておきます。

要するに、IATF発表の“2008-006 ISO/TS 16949:2009 Transition Process”がすべてであり、これで充分ってことなんでしょう。
ISO9001:2000の部分をISO9001:2008に差し替えただけで、ISO9001要求事項の意図するものは何も変わってないというスタンスですから、もう発表したじゃんってことなんでしょう。

ちなみにISO/TS16949:2009のDraft版レビューを,ある関係からやりました。差し替えただけじゃ済まないよっていくつか文書上の指摘をしておきましたが、さてどうなってるもんやら楽しみ(^u^)

さる情報源から得たものをもとに推察するに・・・

TS2 2009改訂の基本スタンス
 ・ISO9001:2000の部分をISO9001:2008に置き換えるだけで,
  ISO/TS16949の部分は一切変更しない。
 ・ISO9001:2008はISO9001:2000の表現を修正したもので,
  新たな要求も変更も何もないため,発行次第対応のこと。
 ・ISO9001で間違った解釈や対応をしていたなどあって,
  見直しが必要な場合を考え,120日以内にしている。
 ・TS2 2009の発行は,2009/06末~07初あたりだろう。

IATFとISOとは持ちつ持たれつの関係
 ・IATFはTS2をISO化するメリットが無いとの見解。
 ・別にISO/TSで無くてもよいが,TSなら何かとやりやすい
  面はある。著作権もIATFであり好きにできるとか,規格も
  ISOで発行してもらえるとか・・・
 ・一方,ISO陣営としてはISO/TS16949には残っていて
  もらいたい。WWに第三者認証実績もあれば,規格販売も
  あれば,ISO9001が取り込まれているとか,他のISO-MS
  第三者認証の普及にも一役かっているとか・・・
 ・だからISOは,IATFの多少のワガママは聞いておこう。

って感じかな(^^ゞ

GAIさんへ

<だからISOは,IATFの多少のワガママは聞いておこう。
数あるISOマネジメントシステムのセクタースペックの中で、どうして自動車だけワガママなんでしょうか? 
ITも、エネルギーも、食品も、医療機器も、航空機も、別立てのスキームでやろうとはしないでしょう?

中尾さんへ

さて,「自動車だけワガママなんでしょうか?」なんでしょうか?

確かに「ワガママ」と称しましたが,例えば,ISO陣営のやっていることを正とすれば,IATFのやっていることはワガママな運用なんでしょうね。しかしIATFや自動車業界を基準として見れば,ISO陣営は「融通が利かない」「頑な」か「基準を決めているだけ」「有効性は二の次(^^ゞ」のような言い分もあるでしょう。
それと「自動車だけ」じゃないでしょう。
確か,通信関係のTL-9000だったかなぁ?(忘れた(^^ゞ)
どこぞの大学に審査結果をDB化して,順位付けして・・・なんて独特なワガママをしようとしていたセクター規格があって,ISO化の話が出た時にボロクソに言われていたような。

で,話を戻すと,確かにセクター別ISO-MS規格は複数存在しますが,これらの多くは最初から,MSの国際的な統一化を図るためにセクター事情に特化したISO化という,ISOナンタラ国際標準のようなものを作ることを目的にやっているわけで,それでISOに従った動きをしているってことではないでしょうか。
一方,自動車はというと,昔から言われていることですが,TS2に至る経緯からそもそも目的が違うということを知ることができます。
例えば旧Big3(現Detroit3,そのうちなくなって…(^_^メ) コラコラ)は,それぞれQMS基準を持っていてサプライヤに要求してましたが,一つにしてくれという要求で(可能な部分を)まとめISO9001:1994も取り込んだのがQS-9000でした。一方で,ISO9001:1994はQAS規格として存在し第三者認証していたわけですが,彼らの結論は「ISO9001:1994認証したというが,サプライヤからパフォーマンスは全く良くなってない」であったわけで,QS-9000の第三者認証を強く求めたわけです。そしてこの時のスキームはISO9001:1994を使ったわけですが,その結果,ある程度の効果はあっても思ったレベルの効果は出ないということで調べ,そして彼らの結論は,
「QS-9000は完成したQMS規格であるが,ISO9001:1994の認証スキームを使ったのが失敗のもとである」
であり,もうISOには頼らないぞと独自の認証スキーム開発をTS1でトライアルして作ったわけですよね。
その後,ISO9001:2000になって「題名だけQMS」なQAS規格となって,実質は何も変わらないし認証スキームだって従来のまま。結果的に審査会社と組織が,顧客不在のままイイようにやっても認証出来るってことで,彼らにとっては「第三者認証の価値なし」に変わりはないものであったわけです。
従ってこれらの諸々を「ワガママ」というべきか,そもそも狙い(目的)が違うというのか,ISOの方こそ実効性なしで,IATFの言うことが実のあるものというか・・・は,まあ,受け側にお任せってことで。

てことで,
 ・現状のISO-MS第三者認証制度じゃあ,認証したってだけでは
  何にも意味(価値)ないじゃん
 ・だったら自分たちで価値あるモンを作るもんね
ということでしょう(その結果がどうかは別にして(^^ゞ)

GAIさんへ

GAIさんの文章を読んでいて、自分がIATF側ではなく、ISO側の見方をしていることに気がつきました。私がTS専門誌の編集長だったら、GAIさんのような見方をしていたかもしれません。

ISO/TS16949:2009規格(TS3と呼ぶべきか、それともTS2009?)ですが、もう出たんですね(原文)。
JSA Web Storeに出てました。

Quality management systems -- Particular requirements for the application of ISO 9001:2008 for automotive production and relevant service part organizations

と,題名もISO9001:2000からISO9001:2008に変わっただけ。
「発行は06月下旬から07月初旬あたり」なんて聞いてたもんだから,特に調べてなかった(^^;)
意外と早かったかな?

さて、購入したもんかどうか・・・(^^ゞ

ですね。

ストアーで見ると 発行日が6月12日になってますね。
7月2日ににゃごやでJのPと□協会で改正の説明会があるそうでそこの表現が「改正・発行されました」って完了形になっていたのでおぉ!?ってなっていたところでした。

仔豚は前から表明しているように、TS2のポケ本が「臭く」なってきたので(文字通りです)、買い替えという意味で若い衆用のと2冊購入の予定です。

ほんとだぁ。
もう出てたんだぁ。知らなかったなぁ。

ちょいくやしいんでIATFのページを見たけど、なんも言ってない。SMMTもVDAも・・・
唯一、ANFIAのページに「出た」って書いてあった。
(イタリアンだから実は自信はないんですが・・・たぶん、そう書いてある19日付で・・・きっと)

それにしてもいいお値段で・・・
ISOで買っても同じくらいだし・・・
商売道具ではあるけど、もうちょっと待ってよう。

貧乏人の家元でした・・・では。

IATFのWebでも、やっと出ましたね。
 IATF CB Communiques
 2009-010 Release of ISO/TS 16949:2009

ただし、
 ・2009/06/15にリリースされたよぉ~ 英語だけがね~
 ・利用できるようになったら、翻訳版もでるよぉ~
  (って、いつ? どこから?)

程度のことしか書いてませんが
(^。^メ) オイオイ…

GAIさんへ

発行日を記事にする身としては、リリース日が気になります。
ISOでは、リリース日を6月12日としています。
IATFが6月15日としているのは、12日に発行されても、すぐに土・日曜日が入るので、「発効日」は15日だ! ということなのでしょうか?

どうなんでしょうね?

通常,「発効」であれば“effect”とか“effective”を使って識別可能にすると思うのですが,IATFでは“released”ってことですし,J.Plexusでも「発行されました」の日付がIATFと同じ06月15日でしたからねぇ。

法律であれば「発行日」と「発効日」で大きな違いが出ることもありますが,何せ民間の規格だし,ISOの方でもいろいろルールを決めていても,IATFのわがままを許してるんですから,まあ,それぞれの見解なり認識なりの違いってことで(^^ゞ

結果的にISO9001:2008はISO9001:2000と比べて「何も足さない/何も引かない」であって,ISO9001:2000の部分をそのISO9001:2008に置き換えただけで何も変わっていないとするISO/TS16949:2009ですからねぇ。
実際,IATFの主張でISO/TS16949:2002要求事項がISO9001:2008に(Note)で入ったところがありますが,こういったダブリの部分もそのままであれば,ISO/TS16949:2002公式解釈集(SI)で変更された「供給者のQMS開発」の部分も,SIの内容には書き換えられずにISO/TS16949:2002のままらしいですし。
それくらい,ISO9001を除いたISO/TS16949:2002の部分は,徹底して換えていないという「何も変わってないよ」の主張ですから,発行とか発効に対するこだわりも必要ないってのかも。

じゃ、7.6.3.1の参考もそのまま?

迷える仔豚さん

何か疑問点でも?

「組織」ってしないといけないところを「サプライヤー」のままでしょ。

そこはすでに、ISO/TS16949:2002原文の修正版が発行されて久しい部分ですね。

原文のCorrected version 2003-12-15では、

“ … may be used to demonstrate the organization's in-house laboratory … ”

になってますよ。

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このブログ記事について

このページは、中尾優作が2009年1月 9日 17:04に書いたブログ記事です。

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