「組織が審査機関を選ぶ時代になってきた」
2010年2月23日、日本適合性認定協会(JAB)主催の「環境ISO大会」で、ISO 14001登録10年以上が経過した組織3社の事例発表を行った摂南大学准教授の山本芳華さんが、パネルディスカッション中に「組織が期待している審査」という話題の中で述べた発言。
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「かつてISOの専門誌が登録組織に対して審査登録機関を評価するアンケートを実施したことがありますが、その結果に失望と驚きを感じた方は私だけでなかったに違いありません。下位にランクされた審査登録機関の中に、玄人に評価の高い機関が複数あったからです」
QMS審査員評価登録機関である日本規格協会マネジメントシステム審査員評価登録センター(JRCA)が発行する機関誌「JRCA NEWS」の2005年3月号(Vol.4)に掲載された東京大学大学院・飯塚悦功教授執筆による巻頭言「良い審査とは何か?」からの抜粋文。
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「いえ、管理責任者は1人ですよ」
ISO 9001の2000年版のJISも、2008年版のJISも、「5.5.2 管理責任者」のNOTEに「管理責任者は、上記の責任及び権限をもつ限り、一人である必要はない。」という、原文にはない文章がJISには追加されていて、2000年版のJIS原案がウェブサイトで2000年に公開され、一般からコメントを受け付ける期間が設けられた時に、「管理責任者が複数いてもいいのか? 原文にはそんなことは書いてないじゃないか?」という問題がかなり議論され、TC176国内委員会の飯塚悦功委員長が「管理責任者が複数でもいいというのは、TC176の議長も認めている」と発言し、「じゃあ、そうなのかなあ」と世間が納得し始めた頃、アイソスがジャパンプレクサス(ISO/TS 16949公式研修機関)の鈴木格社長に電話を入れて、「管理責任者って、複数いてもいいんですかあ?」って聞いた時の返答。
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「だったら、『観察事項』と書かないで、『来年指摘事項』にすればいい(笑)」
2009年5月23日に開催された「第8回是正処置ワークショップ」で、審査における「観察事項」について話題になり、審査で「観察事項」をもらって、それに対して受審組織が何の手も打っていないと、来年の審査では「不適合」にする審査員がいるという話が数人の参加者から出てきたのを受けて、GAIさんが提案した新・審査用語。
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「だって、民意がお笑い芸人を知事に選ぶことだってあるでしょう?」
2002年8月号のアイソスを皮切りに、3年連続して「ISO審査機関格付け調査発表」を掲載したが、そのたび審査機関や審査員から膨大なクレームがシステム規格社(アイソスの発行元)に寄せられた。その多くは上位に入っていない審査機関や、自分の思っていた予想から大きくはずれる結果であることに立腹した人たちだった。ある人がメールで「巷で評判の悪い審査機関が上位に来ている。この調査結果はおかしいのではないか?」と言ってきた時に、私が返信した回答の1つがこれ。ちょうど東京都知事が青島幸夫、大阪府知事が横山ノックの時代だった。
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「うち、ちゃんと広告出してるじゃないですか!」
2004年9月10日発行のアイソスに「PJRI(品質・環境)認定一時停止」という見出しで記事が掲載された後、ペリージョンソンレジストラーの営業担当者がアイソス広告担当者に電話で述べた苦情。翌月号からアイソスへの広告出稿も「停止」に。
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「ISO 14001は法律の完全遵守を求めていますか?」
2009年 1月30日、東京で開催された産業環境管理協会CEAR主催の「最新環境情報講演会」でプレゼンターの寺田博さんが来場者に向かって発した質問。挙手でYes/Noの回答を求めたところ、「完全遵守を求めている」に挙手した人のほうが数が多かった。来場者はほとんどがCEAR登録EMS審査員。
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ISO is voluntary.
Survival is not mandatory.
1997年5月30日に開催されたJAB・JSA共催の国際シンポジウム「国際貿易と適合性評価」において、IAFメンバーの1人が講師として登場、講演の最後にパワーポイントで示した結語。
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「刑務所の囚人は『顧客の所有物』です」
2008年 11月9日、「いそいそフォーラム10周年記念研修会」(大阪会場)でスピーカーの寺部哲央さんがISO 9001:2008に関して解説、海外にある刑務所のISO 9001認証事例を話す中での発言。
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「4.6.3 c) があるからです」
1995年11月20日の取材で、「どうして顧客から要求されていない企業もISO 9000を取るのか?」と聞いた時の原田伸夫さん(当時はBVの営業部長、現在はISOシステムコンサルタント社社長)の返事。13年前の話なので、「4.6.3 c)」は1994年版の項番。2008年版では「7.4.2 購買情報」の「c) 品質マネジメントシステムに関する要求事項」に該当。
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「ちょっと言い過ぎだと思う」
2000年11月、日科技連は「第71回品質管理シンポジウム」を箱根で開催、デミング賞創設50周年に当たる年であったが、会場ではマルコム・ボールドリッジ賞をPRするプレゼンが行われ、デミング賞のインパクトが薄れた旨を訴えるリコーの社長からのメッセージも紹介され、フロアーからはデミング賞批判の発言まで出たため、たまりかねた久米均さん(当時東京大学教授、デミング賞委員)が立ち上がって発した言葉。
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「世の中の不具合問題は、固有技術の問題だ」
ISOマネジメントシステム関係者の間で「最近起こっている不具合のほとんどは、技術不良ではなく、管理不良である」という論調があるのに対し、2008年2月、田村泰彦さん(構造化知識研究所社長、SSMの提唱者)がアイソスの取材で示したアンチテーゼ。「数多くの事例を大局的にみて、管理不良の傾向を議論するならわかるが、1つ1つの品質トラブルの事例を取り上げて、管理不良を論ずるのは全くナンセンス。今、自動車や家電など、製造業の現場ではものすごい複雑な設計を行っているので、設計者の固有技術が絶対的に不足している。だから、品質トラブルが絶えないのだ」とのこと。
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『間違いだらけのISO9000』
これまで堅くて当たり前だったISO書籍のタイトルに、ネガティブ表現を大胆に取り入れたはしり。1995年11月発刊の書。もちろん、大ロングセラーのシリーズ書籍『間違いだらけのクルマ選び』(著者:徳大寺有恒)のタイトルをパロッたもの。以降、ネガティブタイトルの書籍をあげると、『間違いだらけのISO14000』(1997/12)、『間違いだらけのISO審査』(2001/4)、『ISO崩壊』(2003/1)、『くたばれ!ISO』(2006/9)、『だから、あなたの会社の「品質ISO」は失敗する』(2008/4)。たとえ読んでなくても、聞いたことはあるタイトルでしょう?
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「JABに置いておくには惜しい人材です」
2005年3月に開催された「JAB/ISO 9001公開討論会」で、パネラーの1人だったJABの井口新一さん(当時常務理事)が内部監査について非常に見事な発言をしたのに対し、コーディネーターの飯塚悦功さん(東京大学教授)が褒め称えて言った言葉。
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